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スーパームーン [本以外の事]

昨日はスーパームーンでした。

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[満月]がまぶしく光っていました。
月がまぶしいと感じたのははじめてかもしれません。

小学校時代の友だち [本以外の事]

最近、小学校時代、一緒にいた男の子をよく思い出すようになりました。小学校を卒業してから一度も会ってないのですが、よく勉強も教えてくれたし、今さらながらお礼がいいたくて、会いたくなりました。
別の学校から転校して、私の学校にやってきた子だったけど、お世話になったし、いろいろ迷惑もかけたし、謝りたい事もあります。

ネットでそれらしき人物は数人見つけたのですが、どの人が私の探している友だちなのか、まだわかりません。もしかしたら、どれも別人かもわかりませんし。
そのうち、2人はお店の経営者らしいのです。勉強もよくできた子だったし、経営者や大学の先生など、偉い人になっても不思議ではないかな、と思うのです。

会ったとしても、「何よ今さら」といわれるかもわかりませんが、できれば会いたいのです。
その子も頑張っているのなら、私も自分磨きをする事にしました。会うとしたらもう少し、しっかりとした人間になってからにしようと思うのです。

ちなみに、私が住んでいる地域は今、雷[雷]と大雨[雨]で、遠くも見えないほど激しいです。空も灰色です。

北方ジャーナル10月号 [社会]

北方ジャーナル2015年10月号

今回は北海道の雑誌を紹介しますね。北海道のニュースなどがのっている雑誌です。

雑誌は普段のせないのですが、興味深い事が書いてあったのでその事についてお話します。
46ページと32ページに、今問題になっているひきこもりについて書いてあります。
「ひきこもり」というのは、何らかの理由で何年間も自分の家に閉じこもる状態の事をいいます。なぜそうなるのか、は人によってそれぞれですが、ほぼ共通している事といえば、誰かに意地悪されたり、失敗したりと、何かイヤな事があったって感じですね。
難しい話なので、詳しくは書けませんが、親が亡くなった後はどうするか、第三者の助けは必要か、という感じですね。
32ページにいったっては、あげくの果てには父親を殺してしまった、という事が書いてあります。

立ち直るきっかけができればよいのですが、そううまくはいかないですね。
カウンセリングを受ける必要があるとは思いますが、本人がOKするかどうかですね。
取り返しのつかない事が起きる前に、何かする必要があります。

私はひきこもっているいる人にこそ、本を読んでほしいと思うのです。本には昔の人の知恵がいっぱい詰まっています。そこから、どう生きればいいのか、答えはなくても、何らかのヒントはあるはずです。
今は電子書籍やネットのお店があるので、ひきこもったままでも、本は買えるはずです。

走れメロス [小説、童話]

読書の秋ですね。な・の・で、今年の秋もいろんな物語を紹介しちゃいますね!
今回は・・・、誰もがよく知っているお話です。

走れメロス

ジャンル 小説


小学校か中学の時、誰しも一度は読んだ事のある物語だと思います。舞台は大昔のギリシアで、人を信じる事の大切さを教えてくれるお話です。

主人公のメロスは、人を信じられない王様にはむかいます。当然、処刑される事になるのですが、メロスは妹の結婚式を行わなければなりません。代わりにメロスの親友が人質になります。
3日後の夕方までに戻らなければ親友は処刑されてしまいます。果たして、メロスは戻る事ができるのでしょうか。

何より、メロスは激怒したという文章が印象的です。短い物語なので、何回も読み返せますよ。

まぁ、このお話の王様にしても、独裁者は怖いですよ。でも私は、「本当は、独裁者自身も怖いのではないかな?」と、思うのです。そう、いつか罰せられるという恐怖に、常に怯えているのです。
人を信じるって簡単なようで、難しいですよね。今回この記事を書いて改めてそれに気が付きました。
でもね、この間紹介した仕事・人間関係 どうしても許せない人がいるときに読む本にも書いてありますが、世の中って自分が思った以上に優しいんですよ。

ここで、紹介しているのは、無料の電子書籍なので、気軽に読めますよ(笑)。

それでも、まだ人が信じられないあなたへ。もしかしたら「走れメロス」の王様のようになっていませんか?

読むだけで人生がうまくいく本 [自己啓発]

読むだけで人生がうまくいく本―考える力、チャンスをつかむ知恵、実行力がつく (王様文庫)



凹みやすい季節ですね。あ、何度もいいましたよね(笑)。今回はまた改めてこの本を紹介します。

またいい言葉を紹介します。

57ページには、考え方を変えるだけで、過去は生まれ変わる。と書いてあります。
この言葉の意味は、過去を変えるというのは、逆戻りするという意味ではなく、考え方を変えるだけでもいいんですよ、という意味なのです。例えば、「あれは失敗だった」と思える昔の体験でも、「あの事があったおかげで今幸せなんだな・・・」って感じで。

60ページには、前に失敗したことでも、もう一度やってみよう。と書いてあります。

105ページには、恋愛は、電子レンジではできない。弱火で煮込むことが大事。と書いてあります。
簡単にいえば恋愛は焦らず、長い時間をかけながら、少しづつ行動して行く事が大事だよ、という意味なのです。簡単に出来上がる恋愛はないんですって。心をこめて、じーっくり、じーっくり、具合を確かめながら行動するのです。113ページには、恋愛は最初から、そんなにうまく行かない、と書いてあります。

161ページには、本業をおろそかにすると、副業は成り立たない。と書いてあります。
私もそう思います。例えば、芸能人など、調子が良くなると、商売を始める人がいますよね。しかも売れている人に限ってですよ。で、結局失敗して、お店を閉めてしまうというケースもたくさんあります。売れているからわざわざそんな事する必要ないのに・・・。

173ページでは、あなたの信じる人は、あなたが信じる通りの人になる。あなたの疑う人はあなたの疑う通りの人になる。という言葉があります。
簡単にいえば、人を信じる事の大切さをいってるんですね。その通りですよ。これは小説「走れメロス」が教えてくれると思います。で、裏切られたくないからこそ、信じよう。と。
「冗談じゃねェ!オレは前、他人に意地悪されたから、そんな事できるか!」ですって?まあまあ、お怒りはごもっとも。確かに。「ライアーゲーム」の主人公みたく、他人を信じ過ぎるのも考え物ですが、まったく信じない、というのも寂し過ぎやしませんか?だ・か・ら、今度こそ人を信じてみてはいかがですか。


今回は以上です。またこの本を紹介する事があるかもわかりませんが、その時はよろしくお願いします。

でんでんむしのかなしみ [絵本]

秋ですね。秋といえば読書の季節です。という訳で今年もいろんな文学を紹介しちゃいまーす♪
でも、まだ気が滅入りますよね。水浸しになってしまった町もありますし、なおさらです。なので、元気出して行こうよスペシャルと読書の秋スペシャルを同時にやりますね。

でんでんむしのかなしみ/去年の木

ジャンル 絵本

今回は電子書籍の絵本を紹介します。今回は「でんでんむしのかなしみ」を紹介しますね。

まずは、あらすじです。
あるでんでんむし(カタツムリ)は、自分の背中の殻には悲しみが詰まっている事に気が付きます。そこで、どうしたらいいのか、友だちのでんでんむしに相談しに行きます。すると友だちは、
「あなたばかりではありません。私の背中にも、悲しみはいっぱいです」
といいます。でんでんむしは別な友だちにも相談しますが、その友だちも、
「私の背中にも悲しみがいっぱいです」
と答えます。他の友だちのところも順々に行きましたが、みんな口をそろえて、同じ事をいいます。
そして、でんでんむしは、悲しみは誰でも持っている事を知り、悲しむのをやめました。

絵も影絵みたいで素敵です。
ちょっと切ないけど元気が出る一冊です。私は何度も読み返してしまいます。しかも、「去年の木」も入って196円!勿論、「去年の木」も面白いですよ!


このお話を知った時、なんかお釈迦様の教えに似ているな・・・、と思いました。お釈迦さまには、ちょっと興味深いエピソードがあるんですよ。
ある日お釈迦様のところに子供を失くした母親がやって来て、この子を生き返らせてくれ、といいます。
するとお釈迦さまは、「1回も死者を出した事のない家から香辛料を持って来なさい」といいます。
勿論、いわれた通り、死者を1度も出した事のない家を探しました。しかし、死者を出した事のない家なんてどこにもなかったのです。たぶん、「うちは去年親が・・・」とか、「俺は3年前、ばあちゃんが・・・」とか「私は最近きょうだいが・・・」と、そんな感じだったと思います。
そして、母親は次第に、「みんな家族と死に別れて悲しんでいる。でも、みんなそれを乗り越えて生きている」という事に気付き、我が子の死を受け入れられるようになりました。

そうです、程度の差はあるものの、みんな何らかの悲しみを抱えて生きています。私の会社の人の中には、親が離婚している人もいます、親が違うきょうだいがいる人もいます。もっと不幸な例では、親を早く亡くした人もいます
でも、みんな何とか乗り越えて生きています。それを何らかの形で紛らわす工夫もしています。
勿論、お金持ちの人も、貧乏な人も、何らかの悲しみを抱えて生きています!
自分だけなんでこんな苦しい思いをしなければならないんだ!とお思いの方は、「でんでんむしのかなしみ」を1度読んでみてはいかがでしょうか。

あと、こちら↓の絵本もありますよ。
でんでんむしのかなしみ
絵は水彩画のようですが、とてもキレイですよ。ちなみに値段は100円です。これも、電子書籍ですよ。

こちら↓は絵はなく、文章もちょっと難しいのですが、タダで読めておススメです。
デンデンムシノ カナシミ
勿論、電子書籍ですよ。

Happy名語録 [名言集]

今日は出かけるので、予約投稿ですよ。
落ち込みやすい季節ですよね。今回も改めてこちら↓の本を紹介します。

Happy(しあわせ)名語録―一瞬で人生が変わる! (王様文庫)

ジャンル   名言集     ページ 221P

ユニーク度 ★★       難解度 ★★    



アインシュタインなど、いろんな人も名言や著者(この本を書いた人)の経験を基に、人生を豊かに生きる方法が書いてある一冊です。
今回も長いですが、もしよかったらお付き合いください。


まずぜひ読んでほしいのが最初のページに出ているこちら↓の名言です。

毎朝、目を覚ますたびに、
お前はこう言ってもいいだろう。

目が見える。
耳が聞こえる。
体が動く。
気分も悪くない。
ありがたい!
人生は美しい。

当たり前ですが、これは最高の幸せですよね。

「人間は自分が幸福であるということを知らないから不幸である」
これは、ドフトエフスキーの言葉です。

面白い話があります。
お釈迦様は弟子に
「よき友を得るという事は聖なる道の半分を手に入れたといってもいいのではありませんか?」
ときかれて、こういいました。
「それは違う、よき友を得るのは聖なる道の半分ではなく、聖なる道のすべてを手に入れた事である」
と。簡単にいえば、「よき友だちを大切にしなさい」「よき友だちはなかなかできないよ」という意味だと思います。

38ページのには、
「たとえばですね。明日死ぬとしても、やり直しちゃいけないって、誰が決めたんですか?」という、ドラマ「古畑任三郎」に出ていたセリフがあります。
そして、41ページには、
「もっと早く気付けばよかった」と何度も思ったことがもあるんですが、よく考えてみると、もっと早く気付くことはできなかったと思います。自分に必要な時期が来たから気づくことができたんだと思います。
後悔はしなくていいよあなたが気づいたときが、始める時だから。
そういえば私も何度も思った事がありますねぇ。でも、気付いた時がはじまりなんです。そういえば、「森の生活」にも、「思い違いを正すのに、遅すぎる事はありません」と書いてありますよね。

一休さんの「心配するな、なんとかなる」という遺言には笑えましたね。

50ページには、
あら探しが好きな方、わがままな方、
やっかいな質問をする方に申し上げます。
ありがとうございます。
これは、デル・コンピューターの創業者の言葉です。クレーム(苦情)は最高の財産であるという事です。
さらに、
人は賛同してくれる人といると快適だが、自分に賛同しない人といると成長する
という名言もあります。
それすごくわかります~。私もあるサイトで、新商品の発案をしておりました。賛同してくれる人や味方も多かったのですが、中には苦情をいう人もいました。その時はカチンと来ましたが、ここはおさえて、優しく受け入れました。いい返したって、売り言葉に買い言葉になるだけだろうし、そして何より、これも貴重な意見として受け入れたのです。
そういえば、この間紹介した「ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫)」にも、似た者同士が集まれば居心地はいいが、進歩はしない、というような事が書いてありました。
あ、「売り言葉に買い言葉」というのは、ひどい事をいわれてひどい言葉で返す、という意味ですよ(笑)。

著者もつらい経験をしたそうです。それは、会社に勤めていた頃、先輩とうまく行かなくなってしまったそうです。関わらないほうがいいのですが、同じところに勤めているためそうもいかなかったのです。そして、日に何度かは嫌味をいわれました。そんな著者を見て、優しくしてくれる人はいたのですが、著者はそのありがたさに気付かなかったそうで。そして、次第に優しい人たちも離れて行きました。著者がいうには、それはそうです。せっかくの優しさを受け取らず、グチをいってるような人には誰も近づきたくはありませんから。とか。
会社を辞めてからしばらくした時、著者はその優しさにはじめて気づいたそうです。そういえば、この間紹介したなぜか「まわりは敵だらけ!?」と思ったら読む本にも、怖い人が一人でもいると、その人が気になって仕方がないからです。いつ攻撃されるかと片時も忘れずに怯えているために、安全な人たちと付き合う余裕すらありません。と書いてあります。著者もきっとそんな感じだったのでしょうね。
そして、先輩との仲が悪くなってしまったのは、先輩に対する感謝の気持ちがあまりなかったからではないか、と思うようになったそうで。
そうです。たとえ、意地悪な人が何人かいても、自分の味方をしてくれる人は必ずいるんですよ。ただ気が付かないだけで。しかしながら、たとえ相手に欠点(例えば、せっかちだとか、頑固、など)があったとしても、弱い者いじめはよくないですよね。
そういえば私にも思い当たる事が幾つかありますね。

私が一番好きな言葉は、89ページに出ているある喜劇役者が娘さんにいった言葉です。その人は、
「これから先、お前の人生の中で3人くらいは『殺してやりたい』と思うヤツがでてくるやろう。だけど、その『なにくそ』と思う気持ちがお前を成長させてくれるねん。せやから、その人らを恨んだらあかん。最後は感謝せなあかん」
といいました。これも思い当たるというか、私にもそんな人が3人ぐらいはいますね。
そのあとこう書いてあります。
もし、あなたの人生で許せない人が現れたら、こういってみてください。
「やったー!!!!」って
誰しも許せない人はいます。
でも、もしその人をゆるすことができたら、あなたは強い人です。
強いから許せるのではありません。
人を許せたときに、人は強くなれるのです。
人を許せたときに、人は優しくなれるのです。
私も小学校時代に許せない人に出会っちゃった♪だから・・・「やったーーーーーーっ!!!!!!」

どうして自分を責めるんですか?他人はちゃんと必要なときに責めてくれるんだから、いいじゃないですか?
これは、アインシュタインの言葉です。簡単にいえば、他人が必要に応じて責めてくれるんだから、わざわざ自分で自分を責める必要はない、って事なんです。

200ページの、たまに会うけど、あくまでも表面的な付き合いで、本当は相手の事がまったくわかっていない、という友だち、について思ったのですが、最近はそういった事が多いのではないか、と思うのです。
今はメールは勿論、LINEやフェイスブックで会話する事も多いと思いますし、もしくはネットの中だけの付き合いの友だち、というのも珍しくありません。
これらは直接会って会話するわけではないので、相手の事がわかりにくいですよね。

いや~、読めば読むほど、人生まだまだ捨てたもんじゃないな、という感じがします。やっぱり、生まれて来ただけでも奇跡だし、生きているだけでも幸せですね!


そんな事よりも、194ページに出ていた、火事で妻と子供3人を失くした和菓子屋の店主に、新しいパートナーが見つかるといいな・・・、と思ったのは私だけですかね[もうやだ~(悲しい顔)]

勿論、電子書籍↓もあるよ!
Happy(しあわせ)名語録 一瞬で人生が変わる! 王様文庫

どうしても許せない人がいるときに読む本 [自己啓発]

友だちとケンカしたまま、夏休みに入ってしまった方もいると思われます。そしてアイツの事が許せないままあっという間に始業式・・・。そんなあなたにおススメしたいのがこちらの電子書籍↓です。

仕事・人間関係 どうしても許せない人がいるときに読む本 (中経出版)



また、「許せない!」と思う人に出会ったらどうすればいいのか、と思い読んでみました。
今回は長いですが、もしよろしかったらお付き合いください。


アイツだけはどうしても許せない。オレに意地悪をしたアイツが許せない、私を騙したアイツが許せない、などなど、誰しも1度はそう考えるかもしれません。「え~、アイツを許せだって~?気安くいうな!!」とお怒りの方もいるでしょう。まあまあ落ち着いて。私も読み始めた時はそうでしたから。
この本の著者でさえも「許す」について語る僕自身が、何を言われても、何をされても、許せるのかというと、そういうわけではありません。僕の中でも、「許せない」という感情はわいてきます。とくに、心の世界を学ぶ前は。と語っています。その後も、
自分にひどいことをした人、自分のことを軽く扱った人に対して、許したほうが楽だし、いちいちそんな人のことで頭の中を支配されたくない。
でも、気がつけば、寝ても覚めてもそのことばかり考えてしまう事こともありました。
(中略)たとえば、ブログで、やたら攻撃的なコメントをいただいたりすると、カチンときて、「許さん~!」となったりね。といってます。それすごくわかります~。私もあるサイトで商品の発案をして攻撃的なコメントをされた経験がありますので。
で、大事なのは「許せない」という感情と「どう付き合って行くか」なんですって。

で、「許せない」という気持ちを起こさせる原因は大きく分けて2つあるんですって。ひとつは「大切なものを奪われた」から。2つ目は「ほしかったものをもらえなかった」からだそうで。
大切なもの、ほしかったものは、大切な人として扱われる事だったり、相手からの愛情。または、お金やモノなどなど。また、本書からの引用です。

この気持を解消するために、相手に「自分が悪かった」と認めて、誤ってもらいたい。それをしてくれない相手なら、自分がされたのと同じくらいひどい目に遭わせてやりたい
そんな気持ちがモヤモヤしている状態が、「許せない」の正体だと、僕は考えています。
とくに「許せない」の気持ちが強くなるのは、人間としても「」が傷つけられたり、ほしいと思った「愛情」がもらえなかったりしたときではないでしょうか。
たとえば、他人からの暴言にひどく傷つけられたり、親やパートナーにむげに扱われつづけたり・・・・・・。
そうやって「大切な人として扱ってもらえなかったと思える人や出来事に遭遇した際に感じる「許せない」は長引きがちですよね。

それでも、許したほうが楽なんですって。で、相手を許せないと、その人をずーっと見張り続ける事にもなるそうで。それはストーカーがいい例えではないでしょうか。
さ・ら・に、「許せない」の気持ちをいつまでも引きずっていると、それに関係するものや人に傷つけられるだけではなく、それらとは関係がないところでも、許せない事が次から次へと起こるようになるそうです
理由は、「許せない」気持ちを強くもっている時は、「大切なものをまた奪われるのではないか」とか「ほしいものをまたもらえないではないか」などといつも怯えているようになります。そして、二度とそんな目に遭わないように常に周りを警戒してしまいます。さらに、本書にはこう書いてあります。
これだけ厳重に見張っていれば、ちょっとしたことでも、「許せない」と敏感に反応してしまいます。
何を見ても、何を聞いても、何をされても、「許せない」となりやすい。そうやって次々と「許せない」をキャッチしてしまうのです。
で、これは、「オバケは怖い」と思っていると、あれもこれも「オバケ」に見えるのと同じだそうで。「オバケ」に間違われたほうは、えらい迷惑なんですって。相手には、その人を傷つけるつもりは全くないかもしれないのに・・・って感じで。これは八つ当たりもいいところなんですって!
ここを読んだ瞬間、もしかしたら、ものすごく嫉妬深い人が、他の異性がすべて恋敵に見えるのと同じ事ではないかと思いました。前にもお話しましたが、これだって、恋敵だと思われたほうはえらい迷惑ですよ。
そういえば、「アラビアンナイト」の王様も妻に裏切られてから女性を信じられなくなりましたし、「手袋を買いに」のお母さんギツネも、人間にひどい目に遭わされてから、人間を警戒ようになりました。

人間にとっても、動物にとっても「自分のもの」が奪われるのは、とてもつらい事だそうで。
そういえば、脱出ゲーム「宛先人の墓場」の、主人公のせいで右腕を失った人もそうでしたよね。

そして、許せない思いを引きずっていればいるほど、心の傷は深くなるんですって。それはアニメ「アルプス物語 私のアンネット」がいい例ではないでしょうか。

こんなたとえ話もあります。また引用です。
たとえば、「Aさんが許せない!」と思っていると、その人がいる集まりやイベントにはあまり顔を出したくないですよね。「許せない」人やモノが存在すると、その数だけ、自分がかかわれる場所が減っていきかねないのです。
(中略)「許せない」にこだわってしまうと、そうした楽しみの幅をどんどん狭めてしまうのです。
また、「許せない」という思いで頭がいっぱいになっていると、まわりに存在するやさしさを受け取れなくなってしまいます。
あなたが「許せない」と思っているAさんはたしかにあなたにひどいことをしたかもしれません。
でも、ほかの人たちは違います。あなたにたくさんのやさしさをくれているはずです。
それに、Aさんだって100%許せないところだらけなわけではありません。許せる部分や、いいところ、やさしいところだって、必ずあります。
ところが、「許せない」という気持ちがあまりに強いと、そこばかりに意識が集中し、自分のまわりにあふれるそうしたやさしさにも、Aさんの許せる部分にも気がつけなくなってしまうのです。
挙げ句の果てに、「誰も私にやさしくしてくれない」と言い出したり、まわりのやさしい言葉にも、「なんか裏があるんじゃないの?」と疑ってかかったり・・・・・・。
はたからすると「いい加減にしろ!」です。
ここで、思ったのですが、相手をいつまでも許せないでいると、場合によっては殺人など取り返しのつかない事をしてしまうのではないか、と思うのです。
あと、「ない」ものを考えるよりも、自分に「今ある事」を考えたほうがいいのです。
さらに、こう書いてあります。
あなたは昔からずっと愛されているし、認められているし、大事にされているし、能力もあるのです。いっぱいいいっぱい「ある」のです。
ただ、それに気がついていないだけなのです。
そう、世の中ってあなたが思っているより、もっとやさしいのです。と。
ところで、今年の5・6月に「本当はみんないい人だぞ!スペシャル」をやりましたよね。その時にいいたかった事はこれなんですよ。

許しても大損だし、許さなくても大損、ですが、ここにはひとつだけ違いがあるそうですよ。それは、「許す」の損は1回だけで済むのに対し、「許さない」の損は終わりがないところです。
そして、「許そう」と決めれば、大損を断ち切る事ができ、まわりの優しさにも気づけるそうですよ。

勿論、「許せない」と「許さない」は違うんですよ。

せっかく生まれてきたのですから、人生をもっと楽しみましょう。そのためにはそんな無駄な戦いはやめたほうがいい。さっさと白旗をあげるのが得策です。
だから、許す。「損してもいい」と覚悟を決めるのです。
あ、白旗をあげるというのは負けを認めるという事ですよ。


著者がいうには、「許せない」の元になりやすい過去の経験は、大きく分けて4つあるそうです。
①過去に傷ついた思い出
②自分の自由を奪うようなルール
③「駄目な自分」への思い
④「許されていない」という思い込み

しかしながら、嫌な経験をしたとはいえ、昔の記憶はあてにならないそうです。自分で勝手に作り上げている可能性があるんですって。本書にも書いてありますが、どんなに記憶力がいい人でも、昔の出来事をすべて覚えていられる事はない、とか。確かに。
さらに何と!許せない相手とは自分が今までずっと否定してきた「嫌な自分」「駄目な自分」」を映し出す鏡なんですって!!また、たとえ話としてこう書いてあります。
「心無い一言をズバズバ言ってくる女友達に、会うたびに傷つけられます」
「お姑さんが本当にお天気屋で、困っています」
「上司がすぐ怒鳴る人で、職場に行くのが最近、恐怖になっています」
「手柄を横取りするずうずうしい同僚に、はらわたが煮えくり返っています」
「陰で私の悪口を言う後輩に、悩まされています」
みなさんそれぞれに、「許せない」という思いを抱えています。
でも、あなたが相手に対して「許せない」と感じる行為や言動は、実はあなた自身が、これはしてはダメだよ」と自分に禁止していることだったり、「こういう自分がは嫌い」と捨ててきた部分だったりするのです。
つまり、許せない自分とは、あなたがこれまでずっと否定してきた「嫌な自分」「駄目な自分」。彼らはそれを映し出す鏡なのです。
本当は、いいたいことズバズバ言いたいんです。
本当は、気分でやりたいことをやりたいんです。
本当は、いつも心の中で怒ってばかりなんです。
本当は、人に手柄を渡したくないんです。自分が褒められたいんです。
本当は、人の悪口をいっぱい言いたいんです、と、その自分の「本心」を見せているのです

あと、「許せない」という気持ちは、実は「うらやましい」という思いの裏返しだったりするのです。簡単にいえばやっかみですかね。

別に「許せない」という思いを持ってもいいんですよ。本書にも書いてありますが、その悔しさが自分を成長させるきっかけになる事もありますからね。「みんなよりも立派になってやる!」かと「認めさせてやる!」という感じに。

「損してもいい」「ま、いっか」と思う事が大事だとか。全体を通していうと、他人が変わる(変える)事なんて無理だし、相手を責めるよりも、自分が変わる事がや成長する事が大事だよ、って教えているみたいですね。

読んでみると、共感というよりは、思い当たる事が多いですね~。人によっては耳が痛い話もありますが、優しい言葉で書いてあるので読めば読むほどとても癒されます。
勿論、紙の本↓もありますよ!
仕事・人間関係 どうしても許せない人がいるときに読む本

それでも、「どうしても相手に謝ってもらわないと気が済まないわ!」という方はこちら↓の本を読んでみてはいかがでしょうか。
人はなぜ謝れないのか―自分も相手も幸せになれる「謝罪」の心理学

私も本書を最後まで読んで改めて自分自身に気付いた事がありました。読みたい方はお手数ですが、ここをクリックしてください。
あっ、いい忘れました、ここから先はすごい言葉が入っています。

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