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ははをたずねて [絵本]

本当に久しぶりです。
今日は母の日。なので、母の日に読みたい一冊を紹介します。多分誰しも一度は聞いたことのある題名だと思います。




「ははをたずねて」 ~【デジタル復刻】語りつぐ名作絵本~








ある日突然、出稼ぎに行ったママからの手紙が来なくなってしまいます。きっと何かあったに違いない。パパは家を空ける訳にはいかないので、主人公のマルコがママを探しに行きます。マルコは知り合いの知り合い、そのまた知り合いたずね歩きママを探します。果たしてママは見つかるのでしょうか。
ネットのある現代ならともかく、この時代はメールはおろかテレビも電話もない時代でしたから、行方不明になった人を見つけるのは相当難しかったと思われます(とはいっても便利な今でも人探しは大変ですが)。

ところで、今日イオンの花屋さんには長い行列ができていました。花屋さんに行列ができる事は珍しいです。多分みんな揃ってカーネーションを買っていたと思います。
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とーとつにエジプト神 [絵本]

7月も終わりですね。今回はエジプトの神様が出てくる本を紹介します。



とーとつにエジプト神 (リラクトコミックス)









アヌビス(犬の姿をした神様)をはじめ、トトやバステトなどエジプトの神様が簡単に面白く紹介されている本です。
まずはエジプトの簡単な説明。本書にも書かれていますがエジプトは日本からかなり遠いところにあります。
アヌビスなどエジプトの神様が可愛く描かれているので親しみを感じます。
勿論、今人気のメジェド(オバQみたいな神様)も登場します。メジェドは謎が多い神様で、わからない事だらけでだそうで。
メジェドについてはこちら↓に詳しく書いてあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%89
https://nazology.net/archives/73485

エジプトの神様に興味のある方は勿論、エジプト旅行を検討されている方は読んでみてはいかがでしょうか。

因みに、(ご存じだとは思いますが)「唐突」というのは不意過ぎて不自然なさま、だしぬけ、突然、などという意味だそうです。
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チョコレート池の神様 [絵本]

バレンタインにちなんでチョコレートのお話を紹介します。





チョコレート池の神様【掃除の大切さに気づく絵本】








あるところにチョコレートの池がありました。
ネズミのきょうだいはどうしたらチョコレートがたくさん飲めるか考えます。いろいろやってみますがどれも失敗に終わってしまいます。
池の神様によると、昔はキレイな池だったけど誰かが捨てたチョコレートのごみで水が汚れてしまい、いい匂いだから誰も掃除をしないとか。そこで、ネズミたちは池の掃除をする事を決心します。それかネズミたちは毎日掃除をします。すると池の水はもとに戻り、池には金の魚が釣れるようになります。そしてネズミたちは幸せに暮らしましたとさ。


ここからは私の考察です。
汚いヘドロをおいしいチョコレートに例えていると思います。
いい匂いがするため誰ももったいながって掃除しないような事をいってますが、これは嫌な臭いがするから誰も近づかないという事ではないかと思います。
よくテレビ番組でやっている池の掃除ですが、あまりにも汚くてやりたくないですよね。でも誰かがやらなければならない、という事もいっているのかと思います。
それに、幸せになれるかどうかはともかくキレイにして悪い事はないんじゃないかな、と思います。



因みに、英語&日本語版↓もあるそうで。


【英語と日本語で読めるバイリンガル絵本 English-Japanese bilingual picture book】The Spirit of the Chocolate Lake チョコレート池の神様


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【これまで】か 【これから】か それが問題ニャ!: 二匹のネコのその後 [絵本]


【これまで】か 【これから】か それが問題ニャ!: 二匹のネコのその後








毎日あるおじいさんの家でエサをもらっている2匹の野良猫。ある日突然おじいさんがいなくなってしまいます。何日たってもおじいさんは出てきません。
そこからが2匹の行動が違ってきます。一方は「おじいさんは死んだかもしれない」と考え危険な外の世界で生きていく事を決めます。一方はおじいさんが戻ってくる事を信じて、安全なおじいさんの家(の近所)に残る事にしました。
勿論、おじいさんがいなくなった理由ははっきり書いていませんが、出て行った猫のいう通り死んだか、引っ越したか、施設に移ったのではないかな?と思います。

残った猫はいつまでもおじいさんが戻って来ないので「やはり何かおかしい」と感じるも、たまーに親切な人間に出会い、自分が正解だと思ってしまいます。そしてそのまま飢え死にしてしまいます。残った猫を取り巻いていたのは「これまで」でした。
おじいさんはもういないんだ、というのは家がどんどん荒れて行くところ(草が生えてきたり、クモの巣が張ってきたり、ツタが絡んできたりする様子)を見れば明らかです。

一方別な地域へ飛び出した猫は何度も危険な目に遭うもいろんな経験をして、生きる術を学びます。そうしているうちにおじいさんの家で一緒にエサを食べていた仲間の事を忘れて行きます。しかし、年を取って次第に環境の変化について行けなくなります。若い猫が自分よりも力をつけて行き、仲間たちも次第に離れて行き存在さえも忘れられて行きます。そんな時、出会った子猫に生きる術を教えているうちに、自分は「これから」ばかり追って来た事に気が付きます。そしてもう自分は長くないと思ったのか「『これから』を失った自分はどう生きてい行けばいいんだ!」と叫びます。簡単にいえば、自分にはもう未来はない、という事ですかね。そして、「これから」よりも大切な事に気が付きます。
はっきりとは書いていませんが外の世界に出た猫が気付いたのは「今」を大切にする事ではないかな?と思うのです。そして、今は出会った子猫のために生きて行こう、と決意したのかもしれません。

う~ん哲学的というか、いろいろ考えさせられるお話ですね~。
まぁ、読みはじめた時は出て行った猫が正しいと思っていましたが、外はいろんな危険がありますしそれに(残った猫もいってますが)おじいさんが戻って来る可能性もゼロではありません。
残るも去るもどちらが正解という訳ではないのですが2匹を見てみると、おじいさんの家に残った猫は「過去」ばかり見ていて、別な場所に移動した猫は「未来」しか見ていなかった(昔の仲間の事を忘れていますし)ような気がします。
つまり、2匹の共通する部分は「今」を見ていなかったところだと思います。最終的にどちらも幸せになれなかったのはそこだと思うのです。


確かに、思い出を大切にしたり、先を考える事も大事だけど、もっと大切なのは「今」を一生懸命に生きる事ではないかな?と思うのです。
何ともいいたとえ話だと思います。
人生に迷った時に読みたい一冊ですね(笑)。

この絵本は「チーズはどこへ消えた?」というお話と共通する部分もあります。「チーズはどこへ消えた?」は別な機会にお話します。
すみません、かなり長くなってしまいました(苦笑)。
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ほんとうのことをいってもいいの? [絵本]

今日はエイプリルフールです。この日だけはウソをついてもいいとされている日です。
今回はエイプリルフールにちなんで。ウソに関するお話を紹介します。



ほんとうのことをいってもいいの?








「ウソをついちゃいけないよ!」、「正直に生きる事が大事だよ」というお話は腐るほどありますが、この絵本の場合はちょっと違います。
主人公は表紙で不敵な笑みを浮かべる女の子。主人公はある日ママにウソをついてしまい悲しい思いをします。そして、「今度からは本当の事しかいわない」と誓います。しかし、正直に話す度に友だちや近所の人たちを怒らせてしまいます。そして、みんな主人公からどんどん離れて行ってしまいます。主人公はどうしてみんなが怒っているのか理解できません。
そして、主人公はある日、本当の事をいう意味を知ります。

「本当の事をいっていい時と悪い時がある」、「いい方が悪かったり、意地悪でいってしまうと人を傷つけてしまう」、「本当の事は優しい気持ち、思いやりがこもっていれば、受け入れやすくなる」、「本当の事をいえばいいってもんじゃない!」という事を教えてくれるお話です。
例えばいくら本当の事だからといって「アンタ鼻低いね」とか、「最近デブって来たね~」なんていわれたら腹が立ちますよね。
おそらく、これは誰しも1回ぐらいは経験した事があると思います。例えば、正論をいって誰かを傷つけてしまった、などなど。

ところで、この絵本、黒人らしき人たちが大勢出てきますが、このお話の舞台は黒人が多い地域なのでしょうかね・・・(主人公も黒人ですし)。
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サンタさんがにげた [絵本]

今日はクリスマスです。なので、クリスマスの絵本を紹介します。
クリスマスを題材にした絵本や童話は腐るほどありますが、今回紹介するのはユーモアいっぱいで何とも現在らしいクリスマスのお話です。



サンタさんがにげた









サンタさんはある街に住んでいる子供にプレゼントを届けに行きます。しかし、監視カメラに写ってしまったサンタさんは、怪しい人と思われガードマンに捕まってしまいます。何とかすきを見て逃げたもののどこへ行けばいいのか分からなくなってしまいます。
やがて、一緒に来たトナカイの足跡を見つけそれを辿って行きます。何とかトナカイを見つけたサンタさんはそりを引いて行きます。しかしそこでもカメラに写ってしまい見つかってしまいます。そして、ガードマンたちにに囲まれてしまいます。そこでサンタさんはプレゼントをガードマンたちにひとつづつ渡します。ガードマンたちが中身を気にしている間にそりに乗って街の外へ出る事に成功。無事にサンタの国(フィンランドかな?)に帰る事ができました。
プレゼントをもらった子供はサンタさんにお礼の手紙を書きます。サンタさんは次のクリスマスの準備をします。
というところで物語は終わります。

防犯カメラによって不審者と間違われて捕まる、そこが何とも現在らしいところです(笑)。
現実でもそうなんです。今なら他人の家に黙って入ったら不法侵入になる可能性があります。そうでなくても今はコロナウィルスが猛威を振るっているため、あまり他人と接しないほうがいいのです。

それでは改めて、メリークリスマス![クリスマス]
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くろはおうさま [絵本]

10月10日は目の愛護デーです。なぜなら、10.10を横にすると、人の顔の目と眉に見えるからだそうです。 こちら↓に詳しく書いてあります。
https://www.nidek.co.jp/eyestory/eye_12.html


しかしながら、世の中には目の見えない人がいるのもまた事実。
最近、「ある程度の年齢になってから目が見えなくなった場合はともかく、生まれつき見えない人(または見えていた時の記憶がない人)にとって色はどんなだろう・・・」と考えていた時、こちら↓の絵本の存在を知りました。


くろは おうさま

くろは おうさま

  • 出版社/メーカー: サウザンブックス社
  • 発売日: 2019/11/16
  • メディア: 単行本




簡単にいえば、目の見えない人の世界が体験できる絵本です。
気になる内容は、目の見えない主人公が色をどう感じているか、というお話です。
例えば、最初の黄色では、
きいろはからし。 ぴりりと からいけど、ヒヨコのはねみたいにふわふわ。
といっています。

茶色のシーンではこう。
このはが ちったとき、ちゃいろは ふむと カサコソ いう。 ときには チョコレートのにおいがして、ときには くさーいこともある。

つまり、色を味と匂い、音、そして感触で表現しているんですね。
で、最後に主人公は「黒は色の王様」と、いいます。
そして、触って体験できる点字のあいうえお表もあります。

DSCN4214.JPG
とりあえず、赤を表現しているページを紹介します。このように絵は黒いページに透明のインクで凹凸に描かれていて、触って楽しむ事ができます。
DSCN4219.JPG
文章は銀色の文字と点字で書かれています。


DSCN4220.JPG
うれしい事に、文章を点字にした点字シートの付録も付いています。

DSCN4223.JPG
因みに、空に浮かぶ虹の表現はこうなっています。

この本はメキシコ生まれのお話で、14か国語に翻訳されているそうです!

このような本は非常に珍しいです。なので、もっと世に広まってほしいです。
電子書籍の時代とはいえ、点字や触って楽しむ絵は紙の本ならではの事。
本書と合わせて読みたいのがこちら↓の一冊。


目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)

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ぷれぜんと [絵本]

夏もいよいよ終わりですね。
なので、今のうちに夏にふさわしい一冊を紹介します。


ぷれぜんと: 勇気がでる絵本

ぷれぜんと: 勇気がでる絵本

  • 作者: nicolabel
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2018/10/11
  • メディア: Kindle版





海の底にタコさんが住んでいました。タコさんは恥ずかしがりで家から出てきません。家の中からただただ外を眺めるだけでした。
他の魚たちは気を使って声をかけてくれるのですが、タコさんは出てきません。
そんなある日、嵐がやって来ます。タコさんは流されていたヤドカリさんを助けます。
やがて嵐が過ぎて、何日か経ったある日、ヤドカリさんから手紙が来ます。何と「ボクの誕生日パーティーに来てほしい」との事でした。タコさんはキレイな貝殻をプレゼントする事にしました。そして、いざ外に出ようとすると・・・。小さい時からずっと中にいたため、そのまま体が大きくなって家の中でつっかえて出られなくなっていました。そして、みんなに手伝ってもらってやっと外に出られます。
そして、タコさんはいつしかみんなとすっかり仲良くなっています。
そして、ヤドカリさんにプレゼントを渡す事ができました。


あと、引きこもりの方にもぜひ読んでほしいですね(笑)。
引きこもりから立ち直るためには、このタコさんみたく勇気を出して一歩踏み出す事と、そして何より周りの助けが必要なんですね。
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ズズのズッキーニ [絵本]


ズズのズッキーニ








なんか、悲しい話ばかり紹介してきたので、今度はちょっと笑えるお話を紹介します。今回は夏にぴったりな一冊です。

ズズとミミズみたいな生き物モズの物語です。
ズズが朝になるとテントから出るので、モズは仕方なくついて行きます。
モズが種をまき、その上にズズが水を掛けます。そのシーンでの恐竜の形のジョウロが何ともいいです(笑)。みたい
最初は何の種かわからなかったのですが。やがて大きくなってズッキーニがなりました。そして、ズッキーニは持ち運べないぐらい大きくなります。
ズズは、大きなズッキーニで舟を作ることにします。勿論、あまったズッキーニはちゃんと食べました。次の日、ズズはその舟で海に出る事にしました。モズの心配をよそに、ズズは舟遊びを楽しみます。勿論、モズの勘が当たります。魚が舟を食べはじめたのです(もともとおいしいズッキーニですからね)。これぐらいなら大丈夫だと思っていましたが、今度は大きな魚が来て舟を半分食べてしまいます。
たまたま近くにあった小さな島に逃げられたものの、どうしたら家に帰れるのか、モズは途方に暮れてしまいます。しかし、ズズはいい事を考えます。
・・・詳しい事はあえて伏せておきますが、何とか家に帰れました。
そして、なんと!ズズは島にあったヤシの実をちゃっかり持ち帰っていました。で、モズはただそれを見ているしかありませんでした。この様子だと、懲りずにまたなんかやりそうですねぇ(笑)。なので、ズズたちの後日談が聞きたいところですな~。

テントで暮らしている様子を見ると、ズズはスナフキンみたいな自由を愛する旅人なのかな?と思います(見た目も似てるしね)。
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かっぱのめだま [絵本]

夏休みだなんてそんな事いってる場合じゃないのですが、今回は夏休みに読みたい一冊を紹介します。




かっぱのめだま (理論社のカラー版愛蔵本)








ある淵に河童が住み着きました。それからというものその淵には気味悪がって誰も近づかなくなりました。という訳で人間と仲良くなりたいのに河童はいつも寂しい思いをしていましたが、自分が姿を見せたらみんな怖がると思い、水の中でただただじっとしていました。
そんなある日、通りすがりの商人に声をかけられます。怪しいと思いつつも取り合えずその商人と話をしてみる事にします。すると商人は、「甲羅を何日も日に当てると甲羅が溶けて人間になれる」といいます。
翌日、河童は教わった通りにしてみる事にします。岩の上に登った河童はキレイな景色を見たり、遠くから聞こえるお祭りの音にすっかり感動してしまいます。「人間になれればあのお祭りを見に行ける・・・」と期待して甲羅干しをはじめます。
しかし、あの商人の本当の目的は、高く売れるという河童の甲羅を手に入れる事だったのです。なぜこの手を使ったのかといいますと、河童は妖怪だし下手に殺せば祟りがある、と考えたからです。
しかし、甲羅よりも先に溶けたのは柔らかい皮でした。そして岩にへばりついてしまい、頭の皿の水は沸騰してしまいます。河童は薄れゆく意識の中、通りがかりの子供たちの声を聞きます。
やがて河童は体が干からびて、頭も夏ミカンほどの大きさになって風で落ちてしまい、そこには甲羅だけが残っていました。
すると、あの商人がやってきて「もういいだろう!」とばかりに、大喜びで甲羅を抱えます。すると、「おらの甲羅なくなったかね?」という不気味な声がします。足元には河童の目玉が2つ残っていてこちらをじっと見ているのです。商人は悲鳴を上げてそのまま淵に落ちてしまいます。


どちらかというと悲しい話なんですが、絵本でありながらもホラーの要素も入っています。でも面白いです(笑)。あと、たとえそれが、妖怪や怪物であったとしても相手を騙してはいけないよ、という戒めも入っているんですね。という感じで寓話的な部分もあるんですね(笑)。
勿論、こういった事は現実にもあるんですよ。例えば、詐欺などで騙されたと気づいた時はすでに遅かった・・・、とか。

もう一度いいます。河童は人間の友達がほしかったんです。せめて同族の仲間がいればのよかったのに・・・。でもかといって「泣いた赤鬼」みたく、大切な仲間を犠牲にして何かを得るのは考え物です。
または「キリクと魔女」みたく優しくて勇気のある人が話かけてくれれば・・・、とも考えました。

この物語をネットでたまたま知り、まったく救いがないのかと思いきや、いざ読んでみればそうでもなかったのです。
やがて甲羅干しをした岩のそばに社が建てられ、お祭りが開かれるようになります。評判の賑やかさです。
そして、岩にくっついた目玉は誰かが通る度に、ただただニヤニヤ笑っていました。
なので、河童が見たかったお祭りが開かれるようになったのがせめてもの救い、あと商人は自業自得だっから結末としては悪くないほうだし、もし商人がこれで大儲けしていたらそれこそ救いのない話になっていたんじゃないか、と思うんですよ。そして最後のページには、子供たちをうれしそうに見ている河童の目や(子供たちも河童に親しげにしている様子)、河童祭りの絵もあります。

あと、キリクと魔女のお話は別の機会にいたします。
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