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しろねこのハル [絵本]

今日は猫の日という事で。猫の絵本を紹介します。


しろねこのハル: 絵本








主人公の白猫のハルは自分を愛していませんでした。自分が白いのが気に入らないのです。
ハルはある日、外で遊ぶ猫たちを眺めていました。そんな時こっちに気付いた三毛猫が声をかけてきます。そして、話を聞いた三毛猫は自分の色を少しあげようとハルにすりすりします。
(当たり前ですが)ハルは真っ白なままでしたが、次第に笑顔になってみんなと仲良くなりました。
盛り上がるシーンや大きなオチはないのですが、心の温まるお話です。
そして、もし誰かが困っていたらこの三毛猫みたいに勇気をもって声をかけてあげられたらいいな、と思いました。

勿論、登場するのはすべて猫ですよ。主人公の猫は顔つきからしてエキゾチックショートヘアでしょうか。
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コロナウィルス [本以外の事]

今、コロナウィルスが猛威を振るっています。
今は用事がない限りは、街へ行かないようにしております。
そして富良野で、小学生の感染者が出ました。そこは観光地なので観光客から感染した可能性があります。
コロナウィルスで世界中が何らかの影響を受けています。勿論、日本も例外ではありません。
中止になったイベントも少なくありません。

今はドアの取っ手など、毎日触るものはアルコールで拭いています。
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泣いた赤鬼 [小説、童話]

今日は節分という事で、鬼が出てくるお話↓を紹介します!


泣いた赤おに 浜田ひろすけ童話集 (角川つばさ文庫) [ 浜田広介 ]








「泣いた赤鬼」。誰しも一度は聞いた事のある題名だと思います。
人間と仲良くなりたい赤鬼。家の前に、「心の優しい鬼です」と書かれた立て札を立てます。しかし、人間はみんな怖がって誰も近づこうとしません。そして、赤鬼は思い通りにいかない事に腹を立て、立て札を引き抜いて壊してしまいます。そこへちょうど仲間の青鬼がやってきて驚いてわけを聞くと、ある事を提案をしてきます。その提案とは・・・。

「よぶこ鳥」で、リスの目がくぼんで足としっぽが細くなって鳥になる描写は、自分が育てたヒナを待ち続けているうちに飢え死にしたリスの霊が飛んで行く様子を遠回しに表現しているのではないか、解釈してみたりもしましたが、声を聞いた人たちがいるということから幽霊説はナシ(笑)。もし幽霊だとしたら声すらも聞こえないから。

そして、感動したのは「りゅうの目のなみだ」です。人間から恐れられ悪者扱いされているりゅう。しかし、りゅうを怖がらない子供が現れて、りゅうを自分の誕生日に招待する、といい出します。で、最後にその子が満足そうに帰ってくるところが何ともいいですねぇ(笑)。

あと、貧しい親子とサンタさんのお話も面白いです。

「泣いた赤鬼」はいろんな出版社が出していますが、今回私が選んだのは角川つばさ文庫に収録されているお話です。表紙もアニメチックで男の子にも女の子にも見える赤鬼と青鬼が描かれています。

浜田 広介のお話は切ないけど、いいお話がいっぱいですね。
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