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泣いた赤鬼 [小説、童話]

今日は節分という事で、鬼が出てくるお話↓を紹介します!


泣いた赤おに 浜田ひろすけ童話集 (角川つばさ文庫) [ 浜田広介 ]








「泣いた赤鬼」。誰しも一度は聞いた事のある題名だと思います。
人間と仲良くなりたい赤鬼。家の前に、「心の優しい鬼です」と書かれた立て札を立てます。しかし、人間はみんな怖がって誰も近づこうとしません。そして、赤鬼は思い通りにいかない事に腹を立て、立て札を引き抜いて壊してしまいます。そこへちょうど仲間の青鬼がやってきて驚いてわけを聞くと、ある事を提案をしてきます。その提案とは・・・。

「よぶこ鳥」で、リスの目がくぼんで足としっぽが細くなって鳥になる描写は、自分が育てたヒナを待ち続けているうちに飢え死にしたリスの霊が飛んで行く様子を遠回しに表現しているのではないか、解釈してみたりもしましたが、声を聞いた人たちがいるということから幽霊説はナシ(笑)。もし幽霊だとしたら声すらも聞こえないから。

そして、感動したのは「りゅうの目のなみだ」です。人間から恐れられ悪者扱いされているりゅう。しかし、りゅうを怖がらない子供が現れて、りゅうを自分の誕生日に招待する、といい出します。で、最後にその子が満足そうに帰ってくるところが何ともいいですねぇ(笑)。

あと、貧しい親子とサンタさんのお話も面白いです。

「泣いた赤鬼」はいろんな出版社が出していますが、今回私が選んだのは角川つばさ文庫に収録されているお話です。表紙もアニメチックで男の子にも女の子にも見える赤鬼と青鬼が描かれています。

浜田 広介のお話は切ないけど、いいお話がいっぱいですね。
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don

そういえば2月3日は節分でしたね。
恵方巻がたくさん売られ天ました。
けっこう高いんですよね…
by don (2020-02-05 17:38) 

のべる・K

>donさん

>はい、家でも豆まきしました。
確かに、恵方巻、高いですよね。
by のべる・K (2020-02-12 22:10) 

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