SSブログ

友だちの命日 [本以外の事]

昨日は私の友だちの命日でした。また思い出話をしていいだろうか。今回はとても悲しい話なので、嫌な人は読まないでください。

私の小学校時代から中のいい女の子で、よく一緒に花火をしたりキャンプに行ったりしていました。
その子は、勤めていた会社を1年で辞めてしまいました。そして、ママとケンカして家を出てそれっきり、って感じで。それから、その友だちは車の事故で亡くなりました。無免許運転だったそうで。まだ22歳の若さでした。
私の数少ない友だちの1人だったので、それを聞いた時はショックのあまり満足に口もきけなくなりました。声を出すのがやっとだったような気がします。
私もショックでしたが、一番悲しかったのは、友だちのママだったと思います。なんで、親よりも先に逝っちゃうんだよ!と何度も叫びました。
それから、他の友だちやその家族に連絡して葬式に来てもらいました。

その後も辛い事が何度もありました、当時働いていたお店の従業員とのトラブル。それが終わったかと思えば、おじいちゃんが亡くなる、忙しくて好きな事ができない、などなど。
その時は、「友だちは職場が嫌でやめちゃったんだろうけど、私は逃げない、その友だちの分も頑張ろう」という思いで一生懸命働いたと思います。辛い事を乗り越えて行けば、必ずいい事がある、と信じていましたし、何より、「友だちと同じような過ちは犯すまい」と心に誓ったのです。

その友だちにはもう二度と会う事はできないけど、よく考えたら、私にはまだいい友だちが何人かいるし、また新しい出会いがある事を信じて、今を大切に生きる事にしました。
そして、一生懸命努力した末に、家族と一緒に嫌な職場を出て、少しづつ幸せをつかんで行きました。
いや~、何事も頑張れば幸せになれるものだな~、とつくづく思います。

人によって程度の差はあるものの、生きている以上は、このような悲しみ、苦しみの1つや2つは当たり前。それらを乗り越えて生きて行かなければなりません。
そんな時こそ、ベートーヴェンの「第九」にある「絶えざる苦難を乗り越え進まん」という歌詞を思い出したいです。
そうです、人生悪い事ばかりではありません。「第九」の通り、たとえ嫌な事があっても努力次第で、次はいい事があるんです。

そして今、この間お話した、男の子に会いに行きたくなりました。恩返しもしたいのですが、勿論、今回お話した友だちがな亡くなった事を知らせるためでもあります。