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義男の空 [実話、エッセイ]

今回も読書感想の宿題にふさわしい一冊を紹介します。
ある番組でも紹介された漫画です。





漫画ですが、ジャンルはあえて「実話、エッセイ」にしておきます。

北海道に実在する小児脳神経外科医の人生と功績を描いたお話です。この漫画の作者は、自分の子供の命を救ってもらった恩返しにという事で、自費出版したそうです。なかなかいい外科医だそうです。
読む度に、命とは何か、家族とは何かについて考えさせられます。

それだけではありません。昭和の札幌の様子も詳しく描かれています。しかも、今はなき望楼(火の見やぐら)も出ているので、当時の札幌を知る上では貴重な一冊です[わーい(嬉しい顔)]

今時の漫画にしてはめずらしく、泣けるシーン[もうやだ~(悲しい顔)]も多いので、ぜひ後世に伝えたい一冊です。

最後のページには、ここに出ている外科医と作者の対談、原画らしき絵も出ています。

絵は板の木目など細かいところまで実によく描けてますし、ストーリーもしっかりしています。


漢字にはちゃんと振り仮名もふってありますし、小さいお子さんでも読めます。
今のところは7巻まで出ていますが、これからどんどん出ると思います。


漫画の感想文はダメだといわれそうですが、これなら先生も許してくれるかも・・・!


他の漫画と比べれば千円以上と、ちょっと値は張りますが、かなりおススメです。

大五郎は天使のはねをつけた [実話、エッセイ]

夏休みは読書の感想の宿題もあると思います。
何の本にすればいいのか悩んでいる子も多いと思われます。そんなあなたに、おススメの一冊があるんですよ・・・。


大五郎は天使のはねをつけた (人間と動物・愛のシリーズ)

大五郎は天使のはねをつけた (人間と動物・愛のシリーズ)

  • 作者: 大谷 淳子
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 1980/01
  • メディア: 単行本



     

今回は泣ける一冊を紹介します。
手足がない奇形ザルを支えた一家の本当にあったお話です。
著者の元に一匹の奇形ザルがやって来ます。そのサルに「大五郎」と名付け、一緒に暮らしはじめます。
やはり奇形ザルゆえか、、一家に対する風当たりも強かったと思われます。いろんな苦労があった中、おサルさんと2年4ヶ月の間楽しく暮らしたそうです。
そして、おサルさんが死んだあと、著者はの記憶はしばらく途絶えてしまいます(ペットレス?)

読んだあとは泣きましたよ[もうやだ~(悲しい顔)]
当時の様子が、○月×日と、日記形式に書かれています。随所には、その時の写真も出ています。

公害のおそろしさ、命の大切さ、愛する心、いろんな意味で読み手にうったえる一冊です。
文字は大き公害のおそろしさ、命の大切さ、愛する心、難し言葉も少ないので、小学生にも読めそうです。
大人なら30分ほどで読めると思います。


あと、こちら↓もありますよ[わーい(嬉しい顔)]


ありがとう大五郎 (新潮文庫)

ありがとう大五郎 (新潮文庫)

  • 作者: 大谷 淳子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 文庫




ちなみに、どちらも絶版になっています。いい本なので、再販してほしいです。

ただ、前者のほうは非常に読みやすいので、読書感想の宿題にもおススメです。
読んでみたい方は図書館を探してみてはいかがですか。
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