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頭は必ず良くなる 受験スペシャル [教育]

冬休みも終わり、受験のシーズンが迫っています。なので、今日は教育関係の本を紹介します。


頭は必ず良くなる (ワックBUNKO)

頭は必ず良くなる (ワックBUNKO)

  • 作者: 日垣 隆
  • 出版社/メーカー: ワック出版
  • 発売日: 2006/12/18
  • メディア: 新書



まず、この本はすでに絶版になっております。
今回はかなり長文になります。
どうしたら頭が良くなるか、というよりも、いい教育とは何かについて考えて行く本ですね。
作家とアナウンサーと何人かの学者の会話形式なので、難しい話ですが、読みやすいです。
まずは記憶のメカニズムの話からはじまります。
記憶力を高める脳波やIQの数値は妄信しない、など興味深い話が盛りだくさんです。なので、この通り付箋だらけです。
002.JPG
勿論、売り上げカードもしおり代わりです(写真をクリックすると拡大します)。
さて、特に面白いと思った部分を引用してみました。

まずは49ページから。

池谷 (中略)人間にも動物の本能が残っています。人間は本能的に、生命が生き長らえるために必要な情報を脳に残そうとしているのです。そう考えると、教科書に書いてあるような古代ローマ皇帝の名前など、生きる上で何の必要もありません。ですから覚えようと思ってもどんどん忘れてしまうのは当たり前です(笑)。
日垣 受験勉強で苦労している学生さんは今のお話しを聞いてほっとするでしょうね(笑)。まぁ、でも試験があるので仕方ないわけですが。
そりゃそうですよね。でも、試験が終わるまで、勉強はちゃんとやってくださいね。
63pです。

日垣 私には子どもが三人いまして、受験期はただ「勉強をたくさんやりなさい」とはいいませんでした、ただし、「受験勉強をたくさんやっておくと大人になって必要な能力が養われるよ」という言い方を子どもたちにしています。例えば二週間後に試験があるとすると、タイムリミットが設定された中で目標を達成するために、準備を進めなければなりません。ある教科書をひととおり復讐し、直前には弱点を克服します。点数の目標値は何点dもいいのですが、とにかく少なくとも前回取った点数よりも五%増しくらいの目標を設定することは、試験の中身を覚えることとは別に、大人になっても大切な能力です。(中略)

池谷 「学校で習ったことが世の中に出て何の役に立つのか」とよく言われます。私など学生を卒業してから、連邦方程式ですらこれまで一度も使ったことがありません(笑)。だからといって数学は何の役に立たないというのは非常に視野の狭い考え方と言わざるをえない。先ほども言いましたように、AとBを覚えたら脳はAとB単独の知識だけではなく両者を連合して覚えるのです。体系立った学校の勉強を習得することは、手続き記憶の習得のために非常に理にかなっています。数学は社会に出ても役に立たないので必要ない。そんなふうに考えて切り捨ててしまうことは、自分の脳がもっている可能性を自ら狭めていることにすぎないのです。

ちょっと長いのでここから先は、続きを読むをクリックしてください。131ページ

日垣 ある刑法学者が世界中の統計を取ったところ、少年犯罪が少ない国は受験競争が厳しいという相関関係があるようです。受験勉強忙しければ悪いことをしている暇もありませんし、テストでよい点数を取れたり目標の進学校に合格したりと、勉強しただけの見返りもあります。

確かにそれはありますね。つまり、頑張れば報われるという事ですね。

145ページ

日垣 大学入試や高校入試のためには、最低でも三ヶ月間くらいは自分のやりたいことを我慢して勉強しなければなりません。これを一〇代に背負わせるのは苦渋以外の何ものでもない、という言い方は乱暴ではないのでしょうか。ある一定の試験日なりに締切に向かって一生懸命勉強していく、この構造は大人になってからの仕事の基本です。受験勉強についてかなり否定的にとらえてしまったことは、大きな間違いだったのではないのでしょうか。

そして、さらに興味深い事が・・・。

247ページです。

日垣隆 一方予備校では学校と違って仲良しグループができることはあまりありません。 (中略)
和田 (中略)個人個人の競争意識が確立していれば集団心理に染まるようなことがあまりないのです。予備校でいじめが起きづらいのは、学生の間に集団的な対抗意識がないからでしょう。 日垣 人間の価値観のもち方には、「自分自身が価値を判断する」というあり方と、「自分の価値はまわりが決める」という二つのタイプがあります。予備校の場合は前者、学校の場合は後者に当たるということですね。



当然ですね。予備校ではみんな試験勉強で忙しくてそんな事している暇なんかありませんよね。それに、予備校は同じような悩みを持った人たちが集まるような場所ですから、お互いの心の痛みがわかる、という部部もあるみたいですね。

他にもいろいろ面白い事が書いてありますが、それらは、後ほど紹介します。
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