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モーツァルト [歴史、伝記]

暇なうちに書いて、予約投稿しました。

モーツァルト (講談社 火の鳥伝記文庫)




1月27日はモーツァルトの誕生日ですよね。なので、今日はモーツァルトの一生を描いた本を紹介しますね。
この本を買ったのは学生時代で、その時はあまりにも面白くて一晩で読み終えてしまいました(笑)。まぁ、その時は暇でしたからね(笑)。最近またちょこちょこと読み出しましたが、年取ってから読むのとでは見方が変わってきますね。

5歳で作曲したモーツァルト。小さい時は王様や貴族の前でピアノを演奏していました。ちなみに、あの文豪ゲーテもその時の様子を見ているそうですよ。
勿論、マリーアントワネットへのプロポーズの話も出ています。
次々と作曲するわ、難しい曲を弾きこなすわ、楽譜を持ち出す事が禁止されている曲を書き写すわ。モーツァルトの天才ぶりはとどまる事を知りません。そのためか、周りからの嫉妬もかなり激しいものでした

162Pにはライバル、サリエリとの関係や映画「アマデウス」についても書かれています。

テレビやラジオ、ネットがある今だからこそ、いろんな場所で音楽活動ができますが、この時代の音楽家は貴族の召使いになるか、王様または皇帝に気に入ってもらうしか、生きて行く方法はなかったそうです。
なのである意味、現代の音楽家は恵まれているほうだと思います。

最後、灰色のマントの人に「レクイエム」を作曲してほしいといわれます。モーツァルトはその人を死の国から自分を迎えに来た使者かと思ってしまいます。
そうです、その時作曲したのが、ロト7でもお馴染みの「レクイエム」です。レクイエムとは死んだ人に歌う曲です。モーツァルトは自分はもうすぐ死ぬ事を悟っていたのか、自分のための「レクイエム」と考えてしまいます。
この時、灰色の使者をよこしたのはある金持ちの伯爵で、死んだ自分の妻に捧げる曲をモーツァルトに頼んだそうです。勿論、灰色のマントの人物の正体もわかっています。
その後、モーツァルトは、レクイエムを完成できないまま35歳の若さで世を去ります。レクイエムの残りは、弟子にまかせたそうです。

208Pには、モーツァルトがいま生きていて、日本にやってきたら、と考えたことはありませんか?と、何とも面白い事が書いてあります。私は、きっとテレビで全国放送されるんじゃない?と思います。

213Pにはとてもいい事が書いてあります。私の好きな文章です。また引用です。
人間はだれだって、自分の中に大きな可能性を秘めているものです。(中略)たましいが自由であれば、どんなに苦しいこと、むずかしいことがあっても、そして自由なたましいさえも失わなかったら、のびのびした心をたいせつにしさえすれば、眠っている才能を自由に羽ばたかせることができるのです。
と。

モーツァルトは最初は華やかでしたが、最期は非常に悲しくミジメなものでした。小さい時は天才ともてはやされても、大人になるとそれほど見向きもされなくなるものですかね。まさに「十で神童十五で才子、二十歳過ぎればただの人」ですね。あ、「神童」とはとても才能に恵まれた子供の事ですよ。

子供向けに書かれているので、難しい言葉もありませんし、漢字には振り仮名も振ってあるので、読みやすいです。

気がつけば私、モーツァルトよりも生きているんですよ。

最後にはシューベルトをはじめ、チャイコフスキーなどいろんな作曲家の話が出ています。

ここから先はおまけです。ある占いの本によりますと、1月27生まれの人の性格は、若くして才能を発揮する事が多く、どんな場面でもせっかちに事を運ぼうとするので、中身や実力が十分に備わっていない事もあるとか。そして、大人になっても子供のような汚れのない素直な性格だとか。
で、裏の顔は人間的な成長もなく、感情的で幼稚だとか。そして、いつまでも幼いままではせっかくの賢さと純粋な部分が台無しに。成長を恐れずに責任を持つ事、だそうで。

モーツァルト、まさにそうです!映画「アマデウス」でも、音楽家としては素晴らしいのですが、幼稚な性格でした。
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