SSブログ

森の生活 [実話、エッセイ]

夏休みにもっとも相応しい一冊を紹介します。今から150年ほど前、森で生活した人がその時の様子や想いを書いた本です。


【送料無料】 ウォールデン 森の生活 / Henry D Thoreau / 今泉吉晴 【単行本】



おそらく世界で最も有名なエッセイだと思います。かなり長い本なので、何日かに分けてお話ししますね(笑)。この本を書いた人は、ヘンリー・D・ソローです。
この作品は何回か翻訳されていますが、どれも難しくて読みづらいです。でも、本書は簡単で一度読み始めると意外とハマります。読んでみるとどこか哲学的な部分もたくさんあります。

まず最初に気になった言葉は、
私はコンコードの若者が、親から農場、家屋、納屋、家畜、農具などの財産を相続して、不幸になるのを見てきました。町の若者にとっては受け取るには抵抗がなくても、いらないと言うには勇気がいります。
です。う~ん、なんかわかるような気がします・・・。難しいけど、親から財産をもらったからって幸せになれるとは限らないという事ですかね・・・。あとは、このような財産はアッという間に使い果たしたりと・・・。

私が一番好きな言葉は17Pの、すくすくと育った敏感な人ならだれでも、太陽はいつも明快であることに気づいています。思い違いを正すのに遅すぎはしません。です。つまり、気が付いた時がはじまりだよという意味だと私は解釈しております。「なぜ今まで気が付かなかったんだろう」とか「こんな事もっと早く気がつけばよかった」と思った時は、この言葉を思い出す事にしております。

その他にも、勿論、謝金は今に限ったことではありません。昔からあって泥沼と言われもしました。、や、私たちは仕事を前にすると、これは大変だと大げさに考え、頭を一杯にします。でも、仕事をはじめると、考えた事の一部ですんでしまいます!それに病気で仕事を休んだ時のことを思い出してください。それでも地球はちゃんと回っていたではありませんか!(中略)できれば信仰など持たないで暮らせばいいのです。など、現代でも通用しそうな言葉がたくさんあります。
信仰は持たないほうがいい・・・、私もそう思います。

とても長いし、聞きなれない言葉も多いのですが、それでも他の翻訳された本と比べると、これはかなり読みやすいです。
疲れた時に読むと癒される一冊です。
コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0