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シャトゥーン [漫画]

土佐犬が人をかみ殺したそうです。なんとかすれば助かったかもわかりませんが、飼い主は放っておいたそうです。当然ながら、犬には悪意はありません。罪に問われるのは飼い主です。
動物に罪はないといえば、今回の話とは事情が違いますが、こちらの漫画↓も、同じ事がいえます。

シャトゥーン~ヒグマの森~スペシャル 上 (Gコミックス)


シャトゥーン~ヒグマの森~スペシャル 下 (Gコミックス)


コンビニで偶然見つけて面白そうだと思い、読んでみました。

雪山で遭難して山小屋に取り残された人たち。携帯電話も使えないまま、1頭ヒグマが彼らに襲い掛かります。次々と彼らを食い殺すヒグマ。果たして生き残るの誰なのでしょうか。
ヒグマが人を食べる場面は実に生々しい事。思わず顔を背けたくなるほどです。そして、秘密めいた人間関係もこの物語の見どころです。でも、その人間関係も物語をより面白くしていると思われます。
読んでみると、映画「ジョーズ」の陸上版といってもいいですね(笑)。

本書にも書いてありますが、「シャトゥーン」というのは、冬ごもりに失敗して冬の雪山をうろつき回るヒグマの事だそうです。冬は十分なエサもありません。そうなったらクマもエサを取ろうと一層凶暴になります。そして、人間の肉の味を覚えたヒグマはその後も人を襲い続けるそうです。ヒグマも味をしめたら、同じ事をくり返すみたいですね。
これも本書に書いてありますが、ヒグマはちょっとやそっとの攻撃では効きません。ある人の話によりますと、何と、電車にはねられても死なないぐらいですから[がく~(落胆した顔)]
漫画ですが、ヒグマの生態、そして、襲われた時の対処法も勉強できますね。なので、結構使える一冊ですね。

後で知った事なんですが、これは小説が原作の漫画だそうで。通りで、なんか漫画らしくない内容だな、と思ったんですよ。近いうちに、原作のほうも読んでみますね。

でもよく考えてみると、ヒグマには罪はないと思うんですよ。いけないのは、もともとヒグマの居場所に入り込んだ我々人間なんですよ。

「漫画だし~オレには関係ないね」と思っているあなた。いいですか、これは決して他人事ではありませんよ!
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