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アリ・ババと四十人のどろぼう」 [小説、童話]

アラビヤンナイト 三、アリ・ババと四十人のどろぼう

ジャンル 小説、童話


今回もお馴染みの文学を紹介します。アラビアンナイトに出ている物語の1つです。
「アリババと40人の盗賊」のほうが馴染み深いですかね。


昔、ペルシャの町に2人の兄弟がいました。お兄さんがカシムで弟がアリ・ババといいます。
カシムはお金持ちでしたが、アリ・ババは貧乏で毎日働かなくてはなりません。アリ・ババはある日森に行ってるとどこからか40人の盗賊がやってきます。アリ・ババはロバを隠して、木に登り様子をうかがいます。やがて、盗賊のかしら(親分)が、「開けゴマ」といいます。すると、洞窟が開いて、盗賊たちがその中に入って行きます。盗賊たちが入ると、洞窟は自然と閉まります。また洞窟が開いて盗賊たちが出てきました。
盗賊たちが行ってしまうと、アリ・ババも真似して「開けゴマ」といってみました。やはり、扉は開きます。そして、金貨の袋をロバに積めるだけ積んで家に帰ります。
洞窟の事は奥さんと2人だけの秘密にしていました。しかし、やがてカシムに知られてしまい、仕方なく洞窟の場所を教えてしまいます。
欲ばりなカシムは財宝に夢中になるあまり、扉を開ける呪文を忘れてしまいます。そして、やってきた盗賊たちに殺されてしまいます。
カシムがいつまでも経っても戻らない事を心配したアリ・ババは、洞窟へ行きそこで切り刻まれたカシムの死体を発見します。死体は靴屋に縫い合わせてもらい、カシムは病気で死んだ、という事にします。
やがて盗賊たちは、カシムの死体が消えている事に気が付きます。まぁ、盗賊たちもバカではありませんからね(笑)、他にもこの洞窟を知っている者がいるに違いない考え、やがてアリ・ババの家を突き止めます。
それから、アリ・ババは盗賊たちに何度も殺されそうになるのですが、賢い女召使いのおかげで難を逃れる事ができたって感じで。で、最後はお金持ちになるという内容ですね。

洞窟に入らなければ、危険な目に遭わずに済んだのではないかな、と思うのですが、それでは話になりませんよね(笑)。あと、カシムみたく欲張ったらダメかな・・・、とも思いますね。
このお話は作り変えられているのもあり、物語によっては、カシムが殺されて(または、盗賊たちに捕まって)終わりっていうのもあります。

文章を見ると、どちらかといえば小学校高学年向けですね。
勿論、無料の電子書籍なので、気軽に読めますよ(笑)。
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