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多様で平等な教育ってないの? [教育]

卒業式と入学式にちなんで、今回も教育の本を紹介します。日本教育のあり方や教育の意味合いについていろいろ語られている本です。

【送料無料】教育不信と教育依存の時代 [ 広田照幸 ]



読んでみると、教育の多様性は本当にいいのか、というテーマを中心に取り上げているみたいですね。おそらく、ネットでも調べられないような事が、たくさん書かれていると思われます。

まずは、86ページの教育の選択ですかね・・・。
最近は日本にも、多様な教育を、という声があがっています。つまり、小中学にもいろんな種類の教育を・・・、ですかね。それについては著者は、平等を重視すると、これまでの日本の教育は、「画一的なシステム」というのではなくて、全ての人に質が保障された教育システムだといっています。つまり、「多様だが不平等な教育か/画一的だが平等な教育か」という難しい選択を意味しているそうです。
確かに、多様だと、不平等になる事が多いですよね。
じゃあ多様で平等な教育はないの?って思いますけど、それって欲ばりですかね・・・。

115ページにはこう書いてあります。以下本書からの引用です。
学校では「好きなペースで好きなことを勉強しなさい。それが君にとって一番いい」といわれて、マイペースで好きなことを勉強していたら、ふと気がついてみると、社会の中の望ましいチャンスは、抜け目のない連中によって既に占められていた、といったことが起きる。いくらか楽しく学生時代を過ごしたってそれではある種の「詐欺」に遭ったようなものではないのでしょうか。
実際、金持ちで文化資本の高い教育熱心な親は、子供たちに非常に質の高い教育を受けさせて、恵まれた進路を保証してやろうとやっきになっています。(中略)近年の「画一化」批判は、実はそうした階層が抜け駆けするための理論ではないのかと思います。
まぁ簡単にいえば、金持ちの連中が自分の子供にいい教育を受けさせて、社会を乗っ取ってやる!という感じですかね・・・。

185Pからの学校の役割について著者は、学校の役割は子供たちにチャンスをどう分け与えるかという点である、と語っています。不登校について著者はこういっています。また本書からの引用です。
不登校や引きこもりは、単に心の問題だけではなく、可能な進路が閉ざされてしまいがちな点が大きな問題です。
つまり不登校だと、チャンスが失われてしまうという事ですね。
さらに著者は、
また基礎学力も重要です。子供たちの態度や興味といったものは、学校を出たあと長続きしない。学窓を離れて「世の中ってこんなものか」と驚き・発見や落胆・失望があると、人は多かれ少なかれ、学校時代の関心や興味を失ってしまうものです。
と語っています。簡単にいえば、人の夢や心は年を重ねる度に、変わるものだという事ですね。そういえば、「自分探しの旅へ」のサナギちゃんも「小さいころは、自分の能力なんてわかんないから。なんでも夢見ることができたけど、だんだん自分の限界がわかってくると夢もしぼんでくる」といってますよね。
後は、大雑把にいえば、何事も基本は大事だというような事が書いてあります。

とはいえ、子供たちのほとんどは、勉強の意味合いを理解するのは無理だろうし、かといって、遊んでばかりいてもよくないし・・・。私もグリーンベレーさんじゃないけど、教育って難しいですね[ふらふら]
そして、私の適当な解釈ですが、成績やテストの点数の役目とは「努力すれば報われる」「やればできる」と実感させたり、一人一人が与えられた課題をどれだけはたしているか、を見るためのものではないかと思っております。ところが、多くの人がそれを忘れ、いい成績やいい点数に惑わされているのではないかと思うのです。
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