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妖魔の使い [漫画]

いつの間にか10月です。いよいよハロウィンの季節です。という訳で、ハロウィンには直接関係ないのですが、今の時季にふさわしいダークな感じの物語を紹介します。
おそらく、今は知ってる人も少ないと思われるかなり古い漫画↓です。


1巻


2巻



まずは、3巻の写真がなくてごめんなさい。
昔何かの雑誌にのっていたのを思い出して、買いました。いや~全巻そろえるのに苦労しましたよ!ブックオフにもなかったので、アマゾンで買いました。
とりあえず、各巻のあらすじを簡単に説明しますね。

1巻 目隠しをされた鷹がネズミ捕りにかかります。愛子は目隠しを取ってあげようとして鷹に逃げられてしまいます。そこへ、鷹は自分の妹ノエルだ、という人物に出会います。兄が闇の国の掟を破ってしまったがゆえに、ノエルは鷹にされてしまったとか。
そして、闇の世界にあるはずの妖魔の仮面をめぐって、次から次へと騒動が巻き起こります。
女王の顔がどうしても見たいノエルの兄。この巻では、親しき中にも礼儀あり、知らぬが仏、という事をつくづく実感しました。
ここの終盤で登場する犬が賢くてカワイイんですよ(笑)。

2巻 満月のおかげで(一時的に)人間に戻れたノエルは、ある人に助けられます。と、そこへ妖魔の仮面をつけた男がやって来て・・・。ここからは犬も大活躍(?)って感じですね。
物語が中盤に差し掛かったところで、闇の国と敵対する、混沌(カオス)の国の存在が明らかになります。2つの国の間にある、マグマの谷が国境みたいな感じですね。

3巻 愛子はノエルにかけられた呪いを解く方法を見つけます。終盤では闇の国の女王の意外な正体が明らかになります。女王の正体についてもやはり、知らぬが仏って感じですね(笑)。
そして、オマケ的な要素で別なサスペンス漫画がのっていますが、これはちょっと後味が悪かったですね(苦笑)。


このお話のキーワードは闇の国の女王が常につけている妖魔の仮面ですね。それが何故か人間界に現れて、いろんな人の手に渡ります。なお、闇の国では女王の仮面の下の顔を見てはいけないという掟があります。女王は掟を破った者には容赦なく罰を与えます。
そして、もう一つのキーワードは悪しき人間の魂から作られる黒いリンゴですね。女王はそれを食べて何億年も生きて来ました。ここを見て、ふと思ったのですが、数億年前は人間は存在しなかったはずです。でも、闇の国ではすでに人間はいたのかな?しかし、そんなに長生きしてどうするの、って感じですね。
黒いリンゴって本当にあるのかな・・・、と検索してみたら・・・、ありました。でも、あまり市場には出回ってないみたいですね。
ちなみに、黒い虹はありえないみたいですね(笑)。

この作品、読んでみたらかなりの名作なんですよ。なのでアニメ化、または映画化してほしいですね。
蟹工船にしてもコクリコ坂にしても、映画化しなかったら、今頃はとっくに人々の記憶から消えていたと思うんですよ。
これも何らかの形で映画化してくれないと、そのうち忘れ去られてしまうと思うんですよ。

今は入手困難なので、読んでみたい方は古本屋を探すか、ネットを検索してみてください。
ちなみに、電子書籍では出ているみたいですよ。


ところで、妖魔の仮面がカッコよく見えたのは私だけですかね(笑)。
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