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ハートの修理屋さんのお話 [絵本]

絵本を紹介するのは今回が初めてですね。今回は五月病を吹っ飛ばすような、心が温まる物語を紹介します。
絵本は子供向けだと思われるかもわかりませんが、今回紹介するのは、大人の方でも充分楽しめる一冊ですよ(笑)。




バーゲンセールで偶然見つけて、読んでみると結構面白いので[わーい(嬉しい顔)]衝動買いした一冊です。

ハートの修理屋さん、ポッポさんのお話です。

こわれてしまった ハートのために
ポッポさんは 扉をあけてまっています。
という感じではじまります。それからいろんなハート[黒ハート]が次から次へとやって来ます。ハートによって修理法が変わって来るんですよ。

例えば、ふにゃふにゃのハートには「雲はあんなにフワフワうかんでいるよ」といいます。
これはおそらく、「悩んでいるのはキミだけじゃないよ」という意味かな?と私は解釈しております。

まっかになって ふんかしている ハートには、
だまってうんうんとうなづきます。
このシーンでは、イライラしている人や、愚痴ってばかりいる人には余計な事は何もいわないで、ただただ「うんうん」と相づちを打つだけでいいんだよ、という意味かと思われます。

何より、印象に残ったのは、つぼにはまって出でこないハート、のシーンですね。これは今でいう引きこもりだと思われます。この場合は・・・、まずはそっとしておくのが一番みたいですね(笑)。

終盤では、

ポッポさんが がやさしくて
ハートたちには 居心地が
いいのですが、
・・・でもね・・・ 

ポッポさんはねがっているのです。
・・・つよくなってとんでかえれますように・・・

と書いてあります。
最後はこんなふうにちょっとさびしい感じですが、いつまでもそこにいてはハートたちも進歩しないだろうし、いくらポッポさんでも、甘えられてばかりいると疲れるだろうな・・・、と私は思うのです。
そしてこのお話は、傷ついた人を癒す方法も、教えてくれているような気がするのです。

簡単な物語とはいえいろんな解釈ができます。いや、単純だからこそ様々な視点から考察できるのです。


今は何かと傷つく事が多い現代。このご時世必要なのはこのような物語だと思うんですよ。
絵本なので何度でも読み返せます[わーい(嬉しい顔)]

特に、心が疲れた方、普段からイライラしている方、孤独を感じている方におススメしたいです。
長く引きこもっている方、または自分の子供が引きこもりだという方にもぜひ読んでほしい一冊ですね。
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